▼プロヴァンスで収穫開始 (プロヴァンスワイン委員会)
Debut des vendanges en Provence !(CIVP)
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プロヴァンスでは、大半の収穫が8月22日から始まる。天候条件が良かったために、収穫開始は、昨年や例年よりも、わずかに早い。
(プロヴァンスワイン委員会(CIVP)、8/18付けプレスリリース)
★以下は、CIVPの公式サイトに、上記のプレスリリースと合わせて掲載されているものです。
AFPにより配信された情報(8/18付け)
プロヴァンスのAOCの収穫(88%がロゼ)が、月曜(8/22)から始まる。CIVPによると、天候の好条件に恵まれ、「収穫開始は2010年よりも4日早い」という。 「複数のドメーヌが、すでに収穫を開始しているが、大部分は8月22日の月曜日から収穫を始めることとなるであろう」とプロヴァンスワイン委員会の理事フランソワ・ミロ氏はAFPに語った。
「天候は暑すぎず、夏は風も吹いたので、ぶどう畑の衛生状態やぶどうの品質はとても良い。ミストラル(強い北風)が吹いたことが、生産者にとって良かった のです。というのも、これによりぶどう樹が乾燥し、病気が遠のき、病虫害防除の薬剤散布も少なくてすみ、ぶどう畑の衛生状態は実に素晴らしいからです」 と、ミロ氏は語っている。
また同様に、健全な衛生状態とぶどうの良好な品質に寄与したものとして、「今年は、2か月前から昼夜の気温差が大きかった」という。「糖分の熟し具合は例 年並みで、フェノール類の熟し具合は例年を上回るため、黒ぶどうは、通常よりも多く赤ワインに使えるであろう」とミロ氏。なお2010年のプロヴァンスワ インの生産実績では、全体で1,279,000ヘクトリットルのうち、88%がロゼ、9%が赤、3%が白であった。
数量については、「例年をわずかに上回る見込みで、ここ数年ロゼの販売が増加しており、在庫量が減っていたので、我々にとっては良いことである」とミロ氏は説明する。 プロヴァンスはAOCロゼワインのフランス最大の産地で、フランスのロゼワインの生産量の38%を占める。また世界のロゼの約8%を供給している。 |
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▼ ボージョレ―の収穫公示は8月24日(ボージョレ―ワイン委員会)
Vendanges dans le Beaujolais : le ban 2011 est fixe au 24 aout(InterBeaujolais)
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ボージョレ―での最初の収穫は、最もぶどうの生育の早い区画で、8月24日に開始される。
収穫というワイン造りの 「最初の一歩」が8 月末ということから、今年は早熟の年と言える。というのも今年は、1993 年以降では、2003年に続き2 番目に早い収穫公示となるからである(2003 年の収穫公示は8 月8 日)。
この3 週間あまりの間に、約50,000 人がガメイとシャルドネ(ボージョレーでは白ワインも造っていることを忘れないでいただきたい)の収穫を行う。なお、ボージョレーはシャンパーニュと並んで、手摘みが一般化しているフランスでは数少ない地域である。
今年はシーズン初めが例年より暑かった。特に4 月と5 月は例外的に暑く、乾燥しており、日照に恵まれた。そしてここ数週間のすばらしい気候条件が、引き続きぶどうの成熟を進展させた。ぶどうの色づきは現段階 で早熟の畑と平均的な熟し具合の畑では終了しており、晩熟の畑でもほぼ終了している(全体の95%はすでに終了)。
2011 年ヴィンテージを特徴づける他の要素としては、ぶどうの果実が小さく、果汁と果皮のバランスが優れていることである。この果皮に、ワインの色とタンニンのストラクチュアを豊かにする成分が主に含まれていることを忘れないでいただきたい。
色素のポテンシャルも上昇を続け、2011 年は現在のところ、2002 年にアントシアン類の分析を始めて以来、最もアントシアンの量が豊富であった2005年のレベルと同程度に位置している。
さらに、この数日は日照に恵まれ、ぶどう畑は良好な衛生状態を保っている。
収穫量は、2010 年に対して若干増加すると予想される。(早熟か平均的な熟し具合の区画では2010 年とほぼ同じレベルで、晩熟の区画では増加)。
まだ品質の良し悪しを語るには早すぎるが、ボージョレーの生産者たちは2011 年の良さを確信している。9月の最初のテイスティングがこの新しい年のワインにふさわしい形容詞を見つけてくれるだろう。
(ボージョレ―ワイン委員会、8/18付けプレスリリース)
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▼2011年のワインの収穫量予想 4,790万hl(フランス農水省統計局)
Un potentiel de recolte estime a 47,9 millions d'hectolitres
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農水省の統計局(SSP)が発表した8月1日付けの今年のワインの予想収穫量は4,790万hlとなった。これは過去10年間のうち最も収穫量が少ない年の一つであった昨年(2010年)を6%上回る見込みである。
また過去5年平均(4,690万hl)も2%上回る。しかし2006年や2005年の収穫量よりは下回る見込みである。
ほぼすべてのカテゴリーにおいて、昨年よりも収穫量が上回る。
AOP(オー・ド・ヴィを除く)は2,300万hlで昨年より6%、過去5年平均よりも2%増加する。オー・ド・ヴィのAOP(コニャック、アルマニャッ クを含む)は、790万hlで、昨年より2%、過去5年平均よりも5%増加する。IGPは1,360万hlで、昨年を9%上回り、過去5年平均より3% 増。その他のワインと果汁は340万hlでほぼ昨年並み、過去5年平均を6%下回る 見込みである。なおこの予測は、あくまでも現時点でのものであり、今後の天候や畑の衛生面での問題などにより変動する可能性がある。
多くのぶどう畑で、ぶどうの生長が2010年よりも、そして例年よりも早く進んだが、7月が涼しかったために、その進み具合は遅くなった。7月は主要な産 地で色づきが始まっていたか、進行している最中であったので、今年の色づきの期間は長くなった。収穫の大半は8月下旬に始まるであろう。雹の被害は局地的 で、地域全体の生産量に大きな影響はないであろう。ボトリティス菌などのカビの発生は、現在のところはうまく抑えられているが、湿度の高い天候が続けば、 影響が出る可能性もある。多くの産地で、春先の乾燥した状態から、7月の雨の状態に変わった。このため収穫量の予測は、前回の予測からわずかに増加した。
[各地の状況]
(*各地域に続く( )内の数字は、2011年予想収穫量、対前年増減率(%)、過去5年平均に対する増減率(%)の順番です)
シャンパーニュ(272万hl、+10%、-6%)
現在のところ、ぶどう畑の衛生状態は全般的に良好。ぶどうの生長は早く進んでいる。
ブルゴーニュ&ボージョレー(252万hl、+11%、+1%)
ぶどう畑の衛生状態は健全。コート・ドールでは、6月末の日焼けの影響がみられるが、7月は水分量が回復した。収穫開始は8月末とみられている。
*)ローヌ地方の北部の一部地域を含む。
アルザス(126万hl、+37%、+12%)
ぶどう樹の生長は、昨年に対して早く進んでいる。6月と7月に雨が多く降り、春の乾燥状態に終止符が打たれ、予想収穫量も増加した。しかし今後、ボトリティス菌が収穫量を減少させるかもしれない。
ジュラ(10万hl、+13%、+11%)・サヴォワ(13万hl、+10%、+9%)
ぶどう畑の衛生状態は健全。生長が早く進んでいた分は例年並みに戻り、収穫開始は8月下旬と見られる。
ロワール(307万hl、-3%、+5%)
先月までは、ぶどうの生長が昨年よりも早く進んでいたが、7月に入り、その差はなくなった。7月の雨は、区画により均一ではないが、果実に良い結果をもたらした。畑の衛生状態は全般的に健全だが、ボトリティス菌に注意が必要である。
シャラント(856万hl、-2%、+7%)
7月の雨が、果実の肥大には好条件であったが、その大きさは不均一である。6月末の厳しい暑さにより、日焼けの影響が一部見られる。畑の衛生状態は現在のところ健全だが、雹が降った区画では、ボトリティス菌に注意が必要。
ボルドー(610万hl、+2%、+5%)、南西地方(370万hl、+7%、+9%)
先月の時点では、ぶどうの生長は、例年より1か月早く進んでいたが、7月が涼しかったためにその差は縮まり、もはや最大でも2週間しか早くない。7月の雨のおかげで、水分不足は弱まったが、ジロンド県ではまだ水分不足の懸念が高い。
ラングドック・ルーシヨン(1,310万hl、+9%、-4%)
春の降雨量は例年並みで、現在のところ乾燥の問題を避けることができている。畑の衛生状態は、ウドンコ病やベト病がいくらか発生したものの、うまくコント ロールされている。例年に対するぶどうの生長の早さは、先月よりも縮まり、もはや1週間しか早くない。なおオード県で雹の被害があったが、コルビエールの 区画の一部に限られている。
南東部*)(544万hl、+8%、+1%)
先月の時点では、ぶどうの生長は昨年より2週間早く進んでいたが、現在はもはや10日しか早くない。ウドンコ病のリスクがやや高い。最近の雨で、土中の保水量が高まった。
*)ローヌ地方(北部ローヌの一部と南部ローヌ)とプロヴァンス地方
(Agreste Conjocture, no.2,2011年8月)
*農水省統計局(SSP)による予想(7月1日付) 4,770万hl(フランス食の広場329号)
FranceAgriMer(旧Viniflhor)による予想(7月中旬時点) 4,760万hl(フランス食の広場330号)
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▼ボルドー最初の収穫、シャトー・カルボニューで始まる
Vendanges 2011 - Premier coup de secateur au Chateau Carbonnieux
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ボルドーで2011年最初の収穫が始まった。グラーヴ地区のシャトー・カルボニュー(格付けシャトー)が、ソーヴィニヨンの収穫を8月18日に開始した。
支配人のエリック・ぺラン氏によると、昨年より10日ほど早い収穫開始だという。この地域でこのように収穫開始が早かったのは1997年と2003年、そしてあとは1893年までさかのぼらなければならないという。
「今年は少し特別でした。3月、4月、5月、6月と雨が降らず、水分が不足し、ぶどうの生長サイクルは、例年に比べて3週間ほど早く進んでいました。7月 始めも酷暑に近く、水分不足の兆候がありましたが、7月14日からついに雨が降りました。このため例年より3週間という生長の早さは、10日ほどの早さに 縮まりました」とぺラン氏。
なお、シャトー・カルボニューの近隣のシャトー・ラトゥール・マルティヤック、シャトー・スミス・オー・ラフィットも同日に収穫を開始した。グラーヴ地区 のこれらのシャトーは、「円い頂の上に位置し、小石が熱さを蓄積する熱い土壌」(ぺラン氏)であり、通常、8月25日から9月始めにかけて収穫を開始す る。「このように早熟なことは、温暖化と、約20年前とは栽培方法が変わったためでしょう」とぺラン氏。特にグリーンハーベストの実施で、ぶどうが早く成 熟するようになったという。
(Viti-net,8/18(出典はAFP))
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▼シャンパーニュの収穫、とても早く8月19日から開始
Les vendanges de Champagne, tres precoces, debuteront des le 19 aout
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シャンパーニュの収穫は、特別に早熟の区画で8月19日から、全般的には8月22日から始まる。
8月25日からは、90%近くのぶどう畑で収穫が始まる見込みで、「通常は9月から収穫を開始しているシャンパーニュの歴史上、前代未聞です」と、シャン パーニュ地方ワイン生産同業委員会(CIVC)の共同会長であるパスカル・フェラ氏はAFPに説明した。「2003年は酷暑の年で、オーブ県のいくつかの 区画で最初の収穫が8月18日に始まりましたが、収穫全体がこれほど早く始まるのは初めてです」とフェラ氏。
オーブ県の4コミューンと、ヴァレー・ド・ラ・マルヌ地区の3コミューンは8月19日に収穫を開始する。伝統的に成熟が遅いシャルドネの前に、ピノ・ノ ワールとピノ・ムニエを収穫する。春がとても暑く、開花は例年よりも約3週間早かった。CIVCの広報担当のティボー・ル・メルー氏は、「雨が降り、涼し かった夏のために、生長の早さがさらに加速することはありませんでした。春に水不足に苦しんでいたぶどう樹は、保水量を回復させることができました。畑の 衛生状態は良く、ぶどうの糖と酸の見事なバランスが、偉大なヴィンテージとなることを期待させます」などと述べた。収穫の最盛期には、10万名あまりの季 節労働者が手でぶどうを収穫する。
(Viti-net,8/17(出典はAFP))
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▼マコネ(ブルゴーニュ)では8月22日に収穫開始
Dans le Maconnais, les vendanges 2011 debutent ce lundi 22 aout, avec trois semaines d'avance.
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ブルゴーニュのマコネ地区にある協同組合カーヴ・ド・リュニイで、8月22日から収穫が開始された。昨年よりも3週間早い。
2011年はぶどうの成熟が特に早く、7月のうっとうしい天候も、ぶどうの成熟の歩みを緩めるには十分ではなかった。その結果、昨年よりも20日早く収穫 が始まった。250名の組合員が、クレマン・ド・ブルゴーニュ向けのシャルドネとピノ・ノワールの収穫を開始する。さらに今後15日以内に、スティルワイ ン向けのぶどうの収穫も開始される。
「5年間の中で、8月に収穫を開始するのは今回で3度目です。これは特別なことで、この10年の間にすでに明らかになってきた気候の変化を確認させるものです」と、カーヴ・ド・リュニイの取締役であるエデュアール・カサネ氏は述べている。
なお、カーヴ・ド・リュニイは1,500ヘクタールを所有する、フランスでも最大規模の協同組合の一つ。収穫終了までには1か月ほどかかる。
(France3,8/22)
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引用元:
「フランス食品振興会発行メールマガジンhttp://www.franceshoku.com/」
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