2011年3月17日木曜日

【キニナル原発情報】どこがまでが危ないか:計算結果(武田邦彦:中部大学教授)

■原発 緊急情報(11) どこがまでが危ないか:計算結果
http://takedanet.com/
から抜粋・・・


1)   原発の近くの町や、茨城県の北の地域、福島市等はすでにやや危険な状態にある、

2)   東京まで来ると今のところまだ危険な状態にはない、

3)   データが部分的なので、全体的な見通しができない、

4)   健康な大人と、妊婦もしくは赤ちゃんとでは、放射線の感度が相当違うので、誰を基準にするかで危険度が変わってくる


政府や NHKがどのように間違って言っているかというと、

1)      1時間あたりの放射線というを値は、わたくしたちにはほとんど関係がないのに、1時間あたりの放射線の値を言っていること、

2)      それを全く関係のないレントゲンの場合などと比較していること


1)   原発に近い人は風上の遠いところに移動した方が良い、

2)   福島、高萩ぐらいのところの人はやや危険で、原発が沈静化すれば良いし、容器が破損すると逃げた方が良い、

3)   東京はまだ少し余裕がある
 (自衛隊のヘリコプターの測定値は毎時80ミリシーベルトぐらいだったが、昨日はさらに高かったと報告されている.80ミリシーベルトでは1時間から4時間で白血病などになる。自衛隊員も可哀想だ.)

(平成23年3月17日午後2時 執筆)


 ■原発 緊急情報(10) 政府・マスコミ、ごまかし。危ない?!
http://takedanet.com/

から抜粋・・・
まず、法律で決められた「普通の人は一年に1ミリシーベルトまで(自然放射線を除く)」というのは、「1年間」だ。

政府発表やテレビで報道しているシーベルトは「1時間あたりのシーベルト」だから、1ヶ月少し(42日)住んでいるところの場合、それを1000倍する必要がある。

白血病になるシーベルトは約400ミリシーベルトで、これは1時間でも1年でもなく、そのままである。だから1時間400マイクロシーベルトのところに1時間いても大丈夫だが、1ヶ月あまり住んでいると白血病になる.

レントゲンを受けると「一度に600マイクロシーベルト」の放射線を受けるが、これは瞬時である.

・・・・・・・・・どのぐらいで何が起こるか・・・・・・

4シーベルト       死ぬ

400ミリシーベルト   白血病

1ミリシーベルト(1年) 法律で定められた限界


 (平成23年3月17日 午前9時30分 執筆)
 執筆者:武田邦彦 (中部大学)
  • 主たる活動

    中部大学 教授  (所属: 総合工学研究所)
  • 高知工科大学客員教授,多摩美術大学非常勤講師、
    上智大学非常勤講師
    内閣府原子力委員会専門委員、同安全委員会専門委員
  • 文部科学省科学技術審議会専門委員
  • 名古屋市経営アドバイザー、名古屋ウェストライオンズクラブ会員
  • 日本工学教育協会特別教育士、シニアー創造学院客員教授、 青森県鰺ヶ沢町顧問、うるま市アドバイザー,(株)ユーテック顧問
    富山環境顧問
    旭化成工業株式会社・社友、 芝浦工業大学・名誉賛助員 名古屋大学高等研究院・院友
プロフィール

昭和18年(1943)6月3日、東京都生まれ。昭和37年(1962)都立西 高等学校卒業・昭和41年(1966)東京大学教養学部基礎科学科卒業。同年(1966)旭化成工業(株)に入社、(1986)同社ウラン濃縮研究所長、 平成5年(1993)より芝浦工業大学工学部教授を経て、平成14年(2002)より名古屋大学大学院教授,平成19年より現職. 
工学博士、専攻は資源材料工学。東京大学、京都大学、東北大学、横浜国立大学、早稲田大学、立教大 学、愛知大学などの非常勤講師、文部科学省中央教育審議会専門委員、工学アカデミー理事、芝浦工業大学評議員、学長事務代理、大学改革本部長代理、教務委 員長、NEDO技術委員,日本工学教育協会常任理事、JABEE工学一般審査委員長、非営利法人「おもしろ科学たんけん工房」「テクノ未来塾」理事などを 経験。

物理化学的手法を用いた原子力、材料、環境などの研究と、倫理などの研究。専門は資源材料工学

主な受賞:日本工学教育協会工学教育賞(倫理)、日本原子力学会平和利用特賞、日本エネルギー学会賞、日本工学教育協会論文・論説賞(創成科目)、マテリアルライフ学会論文賞、資源素材学会発表論文賞, World Materials Day Awardなど。
  (C)引用はご自由にどうぞ・・・ということで、引用させていただきました。

1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)

【KIZUNA】