2011年7月26日火曜日

【ワイン情報】研究発表:フランスでのワイン消費の低下は拡大する(フランス)

La baisse de consommation de vin en France va s'accentuer 


6月下旬に発表された研究によると、フランスでのワイン消費の低下は今後増大し、消費者の嗜好は、ヴァン・ド・ペイやAOCに向かうという。

この調査は、ポー高等商業学校(Ecole supérieure de commerce de Pau)の講師・研究者であるティエリー・ロレイ氏とパスカル・プーテ氏の共同研究で、「International Journal of Entrepreneurship and Small Business」誌に掲載された。フランスのワイン消費の低下について、社会学的に世代を分けてアプローチした研究であり、ロレイ氏によると、このアプ ローチをワインに適用したのは初めてという。この研究は、65歳以上、30~40歳、18~30歳の3つの世代に分け、39件の対面調査(アンケートを含 む)を行った。

ロレイ氏によると、3つの世代の間には「大きな隔たり」があるという。いずれの世代も、ワインのコンヴィヴィアリテ(懇親性)を楽しんでいるが、飲む頻度 は世代により異なる。65歳以上では、家族や友人とともに、ほぼ毎日ワインを飲む。一方、30~40歳では時々、あるいは特別な機会に飲み、18~30歳 ではワインを飲むことは例外的で、この世代は健康への影響を考え、ワインをデラックス品ととらえている。

ワインを日常的に飲む消費者の割合は、1980年には51%であったが、現在は17%にまで落ち込んでおり、2015年には13%程度になるであろうとロ レイ氏は言う。一方、ワインを全く飲まない人の割合は、1980年は19%であったが、2010年には38%に拡大し、2015年には43%となると見込 まれるという。「消費量の低下は拡大し、社会的なステイタスの象徴としてのワインの高価値化が続くであろう。ヴァン・ド・ターブルは減少し、AOCワイン の割合が増えると推測される」とロレイ氏は説明している。
(agrisalon,7/14;vitisphere,6/30;peinchamp.com,7/15;spiriteuex.fr,7/14) 


引用元:
「フランス食品振興会発行メールマガジンhttp://www.franceshoku.com/」



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